繕イ隊ボランティア活動
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2011年。
日本人にとって忘れてはいけない出来事が展開されました。
東日本大震災、宮城県沖を震源とした最大震度8という東日本のライフライン全てに甚大な被害と、
震源地近くに住んでいた宮城県と岩手県を中心とした地域で多くの人命が失われました。
その深刻さは関東圏内にまで影響を及ぼし、一時期は計画停電を行うことによって電力消費が行われるなどしていましたが、
東京や神奈川などに住んでいる人々よりも、当然ながら被災地では一つの問題を解決すると複数の問題が新たに噴出するなど、
問題が連鎖的に巻き起こっていました。
震災で行方不明者が1万人以上、そのほとんどが遺体すら見つけられずに安否不明という状況になっていました。
当然ながら身内としては安否の分からない家族を心配しながらも、連続的に発生する余震に怯えながら少ない食料と水、そ
して足りない暖房などでまだまだ寒い春を過ごしていました。
私の済む山梨でも、大きな揺れ、断続的な余震、計画停電と疲労困憊する日々を送りましたが、
”被災地、そして被災者のために何もできない憤り”を毎日のように感じていました。
1995年の阪神淡路大震災、さらに2011年の東日本大震災。
金継ぎを生業として、震災で破損してしまった器の修理をする機会を何度か頂きました。
金継ぎ講座では、ご自身や娘さんが震災で破損した器を直す姿もあります。
大切なものの価値を測る手段はモノの価格だけではなく、それに対する想いがあります。
それを日本の伝統技術によって修繕する金継ぎが、被災された方々の痛みを癒すことに繋がるのならば。
「今ならば・・・」
震災によって器を直すボランティア”繕イ隊”が結成されました。
私、そして繕いスタッフがあなたの想い出の器を繕います。
どうぞご相談下さい。
ご連絡お待ちしております。
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Kintsukuroi(kintsugi) is “KAKKOII ” !!
金繕い(金継ぎ)はカッコイイ!!
By Tsukuroibito 繕イビト