大切な器があるという幸せ。

Kintsukuroi(Kintsugi) is very slow technique.
It is to swim against the current.
It means a lot.

「花は散るから美しいし、器も割れるからこそ価値がある」。
割れる「はかなさ」が内在しているからこそ大事にし、慈しみ、後世へと残そうとする。
よって器の美しさは割れることの裏返しであるとも言えるかもしれない。
もっとも日本文化には割れてしまった器でさえも、再びよみがえらせる「金継ぎ」という方法がある。
この技法は再び使える状態だけを目指すのではなく、
壊れたことをポジティブに捉え、価値を高めることを目的としている。
欠けや傷を同色ではなく、素材とは異なる金や銀などで繕うのはその為だろう。

修理せずに捨てる時代。
チクリとした罪悪感があるのなら、もう止めようよ。
直しても使いたいと思う器があるという幸せ。
噛みしめていきたい。


0 comments on “大切な器があるという幸せ。Add yours →

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA